旅のしおり
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Author:シュンちゃん
還暦。思えば遠くに来たもんだ。人の命はいつか必ず果てる。生きる軸足である山のほか、本にしおり挟むよに、趣くまま時折生きし証ここにつづる。齢ゆく者のボケ防止備忘録ブログです。適当におつきあいください。
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夏山通信2009Ⅴ - 癒しの避暑山行 白馬乗鞍岳 -
  
  白馬大池・夏-430ta
                           白馬大池 (標高2380m) 中央奥は雪倉岳



夏の青き空に誘われ、お気に入り白馬大池へ避暑に出かけました。自分に「山」を教えてくれたおひとりである隣のm山夫妻と、栂池からのピストンでです。白馬界隈最近はスキー山行がおいらのスタンダードなので、むむっと思い記録辿ってみたら栂池からこの夏道歩いたのは息子らとの6年前が最後。なので、もう1/3位記憶が飛んでました

その6年前と言うのは、白馬大池テン泊翌日白馬岳、っでピストンで栂池に帰るというものだったのですが、1980円のテントのポール風にめっぽう弱く山岳用としては全く役立たず(当たり前だね)。一度作り上げてみたものの15分で撤去撤退。つまり日帰りになった訳。白馬に登らなくて良い事にこどもらは喜んだんですが、(宿賃持ち合わせておらず)その日の内に帰らなければならないことに気づいた時の二人の機嫌の悪さ落胆振りったら、これは今も忘れられない。ジュース飲ませ下山、帰宅。近所に寿司食べに連れてって機嫌取ったこと思い出します。その二人ももう高校生と中学生。テニスと野球をやっているので脚力体力心肺機能は自分より格段に上だが、今じゃ・・・山には来ない。つーかおやぢとはまず口も利かない(おいらはちゃみちいのよ)。そんなこんなで今山行内面的にはちょっぴりセンチメンタル・ジャーニーでもあった訳だ、なんて伊代ちゃんかよー(古過ぎー)。
ハクノリ0308Ⅱ-650   ハクノリ0308Ⅰ-650
パソコンが壊れたり保管があいまいだったりで、当時の元画像はもうない。居間の壁に一杯貼ってある家族写真の中からスキャンしてみました。紙にしておくってのも大事な事だね。ちょっぴり思い出に浸った。結局夫婦も親子も「紙が取持つ縁かも」なんて"^_^"



さて、乗り物乗り継いで自然園駅から登山口である栂池自然園へ。ぐっと気持ちの良い空気の中まずはコーヒータイム。ここんとこ剱岳2本続いてたので癒しの山歩きに飢えていたのでしょう、あー気持ちいい。大きく深呼吸し出立。まずは土と石のミックスした比較的広いゆったりした登山道を行きます。ほどなく5歳の「こうちゃん」がパパママの3人で歩いていた。「こーちゃんこーちゃん」と呼びかける声がしたのだ。うちの次男坊も「こうちゃん=耕陽(こうよう)」なので無意識に反応しちまった。他人と思えず声を掛けたのです(笑)。6年前の我が家を思い起こしたのだ。メタボな割りにセンチなおやぢねぇって聞こえてきそう そんなこんなで天狗原到着。スキーの時目安とする祠から白馬乗鞍岳(標高2436.7m 以下、ハクノリ)の端っこの岩群が見えてきた。ヤマケイ夏山風のモデルは今回同行隣のm山夫妻。ご夫婦とも「アスリート、鉄人的」である。原っぱ通過し、そこからは突き上げる大きな岩稜帯をほぼ直登しハクノリ山頂(標高2436.7m)に到りました。ここから白馬大池(=山荘でありテン場。以下、大池)までは緩やかに下ります。大池が姿を現した。青い空に木々の緑、池も真っ青、空気もとても澄んでいて、これで風なんか吹こうもんなら。。もう。。サイコー 言う事なしである。
天狗原-1120  ハクノリ山頂標柱-750  大池登場-1120


大池に到着。雲上に吹く風はすでに夏と秋のミックス。涼風とはこのこと、気持ちいいじゃん。
標高2000mを超える山岳地帯の高地に大きな池。こんな所で好天の中一夜過ごすって、とっても贅沢ですね。一休みしゆっくり流れに任せテント設営。そしてそれぞれが思い思いの「時」を楽しむ。時空を超えてって感じ。ことばで表せないものに自分が包まれる、それが山という世界なのだ。そして静かに落日の時がやってきた。
雲上の湖畔-600ta  テン場落日の頃-1120
このテン場、土に埋まってる石ほとんど無く、また傾斜なくほぼ平でテントが張りやすい。が、石は火山岩であり大きさの割に軽いし又割ともろい。山岳地帯であることから強風突風を想定したその辺の配慮必要と思われた。特筆すべきは飲料水が無料で提供されてること。他にもそういう所はあるが、やはり地形・自然の恩恵である。常識ある使い方であれば使い放題である。ただ、気をつけなければいけないのは、炊飯から出た残り汁や残飯、コッヘルや食器洗った時に一緒に周囲に捨てない無い配慮が必要だろう。ペーパー等を使いそれらを拭き取ってるテン泊者をあまり見かけなかったのは残念だった(ジャーっと捨ててる人を何人か見かけたのだ)。一方、幕営用トイレ、小ざっぱり綺麗だった。特に洋式があるのがメタボのおいらは殊の外気に入った。この日テン場は最終的に30張。



さて、夜が明けました
おりょ~今日も快晴じゃぁあ~りませんか(チャーリー浜風に)。
朝が来た-600ta 

ひんやり締まったさわやか空気感ずる朝だった。下界じゃこの空気感、味わえないなぁ。同行のm山夫妻は小蓮華辺りまでと、朝食後出かけて行かれた。おいらは大池でまったり、歩かず動かず。全く絵にならない中年おやぢが一人でだ、やめてくれよーである(笑)。「衣食住」を担ぎ来るテン泊者の朝もそれぞれ。隣の単独行者は早朝4時頃に出立して行かれた。2時半頃からスーパーの袋をいじるガシャガシャする音が聞こえていた。幾度か眠りに引き込まれ、ようやく辺りは白み、ついに明るくなった。明けない夜はないのだ、なんて。寂しくて心細い闇に包まれた夜はいったい何処へ行っちまったんだろう。日が昇った。山輝き、アヤメがきれいだった。

そして、こうちゃんファミリーも8時頃に白馬岳に向け出立して行かれた。パパママにお名前をお聞きするのを忘れちまったが、東京から来られたとのこと。南アより北アに良く行くのだとご主人がおっしゃっておられた。日に焼けたワイルド感漂う、見るからに山屋だった。山小屋関係者かとも思った。一方、肌が白く都会的。一見とても山に登りそうにない感じながら、お話しすると「山大好き・バリバリの山屋」だった奥さん。そのギャップを密かに楽しませてもらった(おいおいストーカーかよ~)。北ア(特に富山県)に来られる時は連絡ください。きっと情報差し上げられると思います。そして何てったってテン場を駆け回るこうちゃん、かわいかった。周りを明るくしてくれて、さんきゅう。
テン場の朝-1120  朝、テン場より小蓮華方面-1120  こうちゃんファミリー-1120


さてと。あれやこれやといろいろしてみたけれども、出かけたm山夫妻帰還までまだ2時間以上ある。最近は「山で過ごす」も好みなのだが、あっちゃー、本を忘れた。今回一番の後悔。なので景色に、行き交う登山者に、山の空気を楽しみ、ゆっくりゆったりまったり。研究心・観察心も時折沸いてきます(^^♪。登山者の服装でここ3,4年で急増したのが「タイツに半ズボン」というスタイル。老若男女多くの人が着用してる。すっかり市民権を得た感が強い。 と、気がつくと「あれー周りにテントの人誰もおらんにかー」であった。ならばそろそろ、ということでテント撤収に至ったのですが、みんな出て行かれ人影ほとんど無かったのが、気がつけば、白馬、蓮華、栂池からどんどん登山者が休憩に立ち寄られる時間帯になっちまい、悪い事に風も強くなってきた。おいらまな板の上の鯉状態。「アイツこの風強い中どーやって撤収するんやろー」って感じ。 感じながら、そこはほれ「五十路」の意味不明な落ち着きで何とか終えましたとさ っで再び人間ウオッチングやら写真撮ったりして過ごしました。
湖畔は気持ちいい-1120  テン場でまったり-1120  オラだ-600ta


大池をバックに-1120  大池上から振り返る-1120  ハクノリから白馬方面-1120
山は登った以上下りなければいけません。これ基本中の基本ね。3人揃い軽食取り名残惜しいものの帰路に着きました。大池を後にし無いうしろ髪引かれる様に振り返ると、彼方に前朝日岳とその右に朝日小屋も見えていた。朝日小屋は北ア最北端の営業小屋。北アにあっても取分け静かな奥座敷。訪れてみてはいかがでしょう。花も食事も一級の小屋です。ハクノリの細長いケルンの高さは通り行く登山者との比較で、3.5m位だった。ハクノリの山頂標高2436.7mってどこを言うんだろう・・・それも気になった"^_^"


ハクノリの下り途中から天狗原を一望
ふむふむ。。。
「祠のあこら辺だけに岩あるんやー」と確認。
一望天狗原-1120


自然園に帰り着きロープウェイとゴンドラで下がる
ぷかぷかと空中散歩する人が見えた。たくさん飛んでいた
ジグソーのスカイ・ハイなんて歌を思い出した。
自分は足元無い恐怖感が先に立ち、ちびりそうでダメだが
山から下りてきて、見ててとてもゆったりした気持ちに包まれた。
ぷかぷかと-600ta


白馬大池(栂池まで)は黒部からは比較的近く、また三方からの中継点としての位置付もあり行き交う山人の多い所。交差点であり茶屋的場所。そして文字通り池もあることから、山岳リゾートの香り高き地である。自然園からだと累計標高差+640m、沿面距離片道4km。早月尾根から剱岳山頂までの累計標高差が2400m、比較すれば1/4程しか登らなくていいのだ。手軽さが容易に分かる。それでもってそこには一級の山岳風景と香りが広がっている。ただ、白馬岳山頂への累計標高差はそこからまだ+800m-250m程、道のりで約5.8km、標高が上がると共に酸素濃度も低くなるから数字以上に大変とも言える。また、この大池を中継点orベースに、北アのスーパースター白馬岳を目指す人が圧倒的に多い訳だが、ここ大池は、控えめに「雲上のオアシス」を楽しむには、もってこいの場所なのだ。
ハクノリログ-800



栂池温泉でさっぱりひと汗流し黒部に帰り、洗濯機を回しプシュッーと開け、何がどう面白いのか上手く説明できないが最近楽しみにしている「笑点」を観た。だども、ほとんど疲れていなかったのに、寝入ってしまい天地人は最後15分ほど観れなかったのだ。これを・・・「年取った」というのだろう。ともあれ今シーズン初めての「らしい夏山」だった。そして、タイトル通り、歩けば程よい汗はかいたものの、さらっとしたさわやかな風に吹かれ、身も心もゆったり山に抱かれた癒しの山歩きであった。



◇このお盆は、信輔ちゃん(誰)らと北鎌に行く計画でいたのですが、盆明けの仕事の段取り間に合いそうに無く、連続しては2日間の休みが限度。泣く泣く諦めました、残念でした。信輔ちゃんには「行くだの行かないだの」と迷惑かけました。この場を借りお詫び申し上げますと共に、北鎌山行記楽しみにしております。




この記事に対するコメント

まったく、山ばっかし行って、一体いつ仕事してるんだろーね(笑)。
けど、「笑」というより「羨」がホンネかも…

いつも素晴らしい山の写真を見て、パブロフの犬の如く「よだれ」を垂らしてますi-229

北鎌では途中で体調崩してしんどかったけど、楽しかった思い出がいっぱい。夜の8時前に辿り着いた槍の穂先で見た星空はとても高く、稜線の小屋や遠くの街の灯りは眼下の星のようにに散りばめられていて、とってもきれいだったi-228(そんな時間に行動するなんて遭難一歩手前と誰かに叱られそうですが、もう20年も前のことだから、時効ですよ~だ)
今回はお仕事の都合で残念だったけど、是非、「管理人」さんも機会を作って行ってみて下さいねi-236

…って、今回は白馬乗鞍でしたっけネ、失礼i-235!!
【2009/08/17 23:36】 URL | (か) #- [ 編集]


♪(か)さん
残暑お見舞い申し上げまするです"^_^"
(か)さんは若い時に北鎌歩かれたんですね、それこそ羨ましいです。体力健康そして気力は年齢を重ねると確実に後退するものと考えています。なので「山は逃げない」とは良く言うことばですが、45も過ぎればそれは違うと僕は思っています。「あこがれの北鎌、年々遠くになりにけり」です。早よ行かんとおいらなぞを受け入れてくれない場所ですね。機会をつくりアタックしてみたいものです。ガシガシ長時間働くと言うサラリーマン時代も長くありましたが、もうそのような生き方、捨てました。今はスローな自営業です"^_^" まだ今日も半盆休みで~す。人生一度っきり。楽しむときはうんと楽しみましょうや。

【2009/08/18 06:11】 URL | 管理人 #- [ 編集]


おつかれさまでした。
白馬乗鞍、行ったことないなぁ。

池もあって景色もいいし、
私もテントたててのんびりしに行きたくなりました。

息子さんたち、あんまりお話してくれないんですね(笑)
男の子だから仕方ないですかね。
きっと、そのうち一緒に晩酌するようになるんですよ~
【2009/08/20 18:31】 URL | ikumi #- [ 編集]


♪ikumi
白馬乗鞍、登山口には広大な自然園があり勉強になりますし、とても手軽にゴージャスな北アを満喫できるスポットです。山に抱かれゆっくりするにはもってこいの楽園とも言えます。一度おこしあれ。
や~自分のあの頃思い出してもそうですが、親、特に父親とは口きかなかったなぁです(ーー;)。 草食系の二人、晩酌なんぞする日がくるんだろうかねー"^_^"です。
【2009/08/20 22:35】 URL | 管理人 #- [ 編集]


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