旅のしおり
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Author:シュンちゃん
還暦。思えば遠くに来たもんだ。人の命はいつか必ず果てる。生きる軸足である山のほか、本にしおり挟むよに、趣くまま時折生きし証ここにつづる。齢ゆく者のボケ防止備忘録ブログです。適当におつきあいください。
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空沢山(からさわやま・・・1420m) 敗退
  
  981Pに向けてn&h-430
                                               雪中行軍



水曜(3/25)から山ノ神様の白い贈り物が舞い降りました
愛子さまも春休みはスキーです。ならばおらたちも。。。と
今シーズン最後と思われるまとまった降雪に誘われ、パウダー求め
火打山から放山へ連なる尾根上に位置する頚城の空沢山に出かけました。
メンバーは、はっぱさんnyamaさん、富さんの4名
富さんはスノーシュー、他メンバーはスキーという変則山行形態。


発着点は笹倉温泉。出だし、るんるん。川底にも柔らかな陽が差していました。
一時ガスられたりしましたが青空も広がる快適登行。と。。。
火打山川の渡渉が目論み通りにゆかず
ならばと上流に見える堰堤辺りに渡渉点を求め左岸を進みます。
自然のましゅまろ-500 上流へ進む-500



堰堤の上部でもすんなり渡渉できる所が見い出せずはたと。川底へ滑り下りても上がるには3m以上の雪の壁の除雪階段付けが必要。帰りも然りです。この堰堤、文字通り思案橋となったのですが、その堰堤にも結構嵩高に雪が積もり、スキーを持っている僕らには、上がり下りにもかなり危険がつきまといます。そして安定した高みの尾根へ辿りつく対岸の斜面も結構しょっぱそう。と、その時急に下から濃いガスが沸いてきたちまち辺りは真っ白になりました。も一度下流に渡れる所がないか戻ります。結果、においを追いそれを失いかけたわんちゃんの様に行ったり来たりという状況。一面のガスにこの先空沢山を目指すことに若干の不安はありましたが、この時点では来た道をしばらく戻りますし、GPS、下調べ十分なnyamaさん提供のビーコンもありますから安心感があります。
・・・が、諸々の状況を総合的に判断し、本日はここで撤退としました。
頼みの堰堤-800 急にガスが-500
       写真提供 はっぱさん   急激に濃いガスが迫ってきた
ガスに巻かれた-800
  真ん中のほうにメンバーがいる



時間はあるので、それじゃ981mピークを踏んで帰ろうと言うことになり、ルート変更。スキーでスネ半ば、スノーシューでは膝下までのラッセルにてピークを踏みました。ではここから下がって休憩にしようということで、シールを外しいざ滑降、ありゃりゃこれが格好になりませんがな。新雪が1m以上あり、その積雪量は3mを優に超える、朝日弁で言う所謂「どっぽな」雪だったのですが、真冬のパウダーとは少し趣の異なる雪質に滑りはチト難儀。

楽しんでるのか優しい罰ゲームなのか・・・それぞれがそれぞれに難儀してる、と、その時、富さんが穴にはまった。981mピークの北西100m標高947m地点。最初は手で掘ればすぐ出れると思っていたけど、ヤバイ。ここの所の急なドカ新雪が木々の上に大きな落とし穴を形成していたのだ。

スキー外し救出に入った自分もすぽ~んと体もっていかれました。幸いにも自分の右足が太い枝の上に乗り、半身で済み彼をスコップで恐る恐るそっと掘り出しました。見えない下の枝にスノーシューが変に絡めばますます深みにはまってゆくそしてツボ以上に上がれない状況。「動けば落ちる、じっと現状を維持するので精一杯」本人にとってはきっとそんな状況だったものと思います。上がろうとしてもパウダー的雪質にもがきながらどんどん落ちてゆく、正にアリ地獄の様な現場でした

この穴はたぶんこれだけじゃなく他にも点在してるものと思われた。スキー組は大はまりはしなかったがかんじきスノーシュー使用の際は大いに注意が必要であることと、単独行や、複数行であってもお互いを意識し合って行動しないとこれは即命取りとなる。超豪雪地帯の怖さを知った。
底なし穴-800  穴イメージ-600
       救出後の写真     分かりにくいのでイメージ断面図



帰りは、笹倉温泉のつるつるの湯でさっぱり疲れを癒しました
露天の深紅の雪椿が、白き雪に映え、すてきに見えた。
そして平均年齢50歳のおやぢたち、最後は、ちゅめたいアイチュでしめたのだ~
笹倉温泉露天風呂-600 椿-600 

アイスで乾杯-850
   なぜかおいら以外全員短髪で
     おいらだけが、半そでやなぁ


今回のログ
空沢山ログ



今山行で、履きなれた靴にもかかわらず左足小指に豆ができた。左斜面が多かったからだろうか・・・分からない。ひりひりし心臓がそこにできたみたいになっている。そして、破れた足の豆を見てると、”あなたが噛んだ小指が痛い・・・”じゃないが、曇ったり晴れたりガスに巻かれたり雪に降られたりで、天気どうやったん?と聞かれて答えづらい一日だった。とても複雑なあの辺りの地形には十分気をつけなければいけないが、アプローチは頭に入った。そして一難去ってまた一難、頚城の山域の怖さを目の当たりにした。また、空沢山登頂は今回叶わなかったけれど、スキーよりも得るものの多い「山」であったと、そのことが真っ先に今脳裏に蘇える。



こよみはあと二日で4月。今スキー山行を終えこれで気持ちは一段落。花を楽しむ気持ちに切り替わった。山での岩ウチワやカタクリ、ひらばでは桜の開花が待ち遠しい。人とは勝手なものであると、今そう思う。





この記事に対するコメント
今回は。
誘ってもらったのに今回は失礼しました。
結局、朝日黒部方面の方々で行かれたのですね。
新雪が1mもありましたか、信じられませんね。
トップの写真も、真冬そのもののようですね。
2週間山に行かなかったら、雪を忘れてしまいました。
【2009/03/30 20:10】 URL | yamanouta #EExJr7xM [ 編集]


♪yamanoutaさん
今回は同行叶わず残念でしたが
立山が開いたら、雲上の世界にスキーに出かけましょう。
そうなんですよ、頚城の山域は富山の平地に居てはとても信じられない
変わらず期待を裏切らない超豪雪な魅惑の世界。ミラクルワールドでした。

【2009/03/30 20:40】 URL | 管理人 #- [ 編集]


しゅんちゃん、リアルで怖ーいイメージ図ですね。
同じころ人津谷から早乙女山を目指してましたが、なんせあの雪。
あっさり臼越山経由でかえりました。

人津谷上部も同様で新雪の下はもぬけの空。
落ちたら上がれないだろなー
トラバースが辛くて歩きやすそうな沢に下りたい気持ちでいっぱいでしたが・・・
今思うとぞっとします。

よい情報に感謝。



【2009/03/31 07:29】 URL | あらちゃん #3fIBvpkA [ 編集]


♪あらちゃん
人津谷乗越から雪見平に行かず、臼越山周遊で帰ったのですね
急な大量新雪でしたから、それも大したもんだと思います。
人津谷上部も、新雪の下はもぬけの空でしたか!
条件(人数とか装備)によっては、死亡事故になりますね、
今回は、あまり経験のない雪の付き方でした。お互い無事で良かった。
【2009/03/31 12:36】 URL | 管理人 #- [ 編集]


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