旅のしおり
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Author:シュンちゃん
還暦。思えば遠くに来たもんだ。人の命はいつか必ず果てる。生きる軸足である山のほか、本にしおり挟むよに、趣くまま時折生きし証ここにつづる。齢ゆく者のボケ防止備忘録ブログです。適当におつきあいください。
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読了 「半生の記」 - 2017.2.5(日)

半生の記 - 2017.2.5

藤沢周平「半生の記」読了。 タイトルどおり自伝もの。
「半生の記」「わが思い出の山形」に、細かな年譜が収められている。

氏は山形県に生まれたが25歳(昭和28年)から東京に移り住んでいる(きっかけは結核療養のため)。 前者二作は療養初期を除けばそのほとんどがその山形時代の記憶をつづっている。 文学に触れていった経緯のほか、百姓の子が上の学校になど行くもんじゃなかった話しとか、マントをクビに引っかけ高下駄はき脂が黒光りし破れかけた帽子を被ったバンカラが雄叫びあげていた、など当時のことを書いている。 

また東京暮らしの方が長くなった時、「自分はもう完全な東北人ではなくなってしまった」との思い、東北回帰に苛まれたか、東北を旅している・・・津軽・十三湖、青森・ねぶた、弘前の桜、岩手・渋民村、奥羽平泉、毛越寺の枝垂れざくら、など。 のちにこれは 「ふるさとへ廻る六部は」 というエッセイ集につながってゆく。

藤沢周平の、時代、環境、周辺を知るに外せない貴重な一冊でした。 さて、昨年から傾倒した藤沢作品。 長中短篇あれこれ都合170作品ほど読みました。 氏のことばの使い方、作風、空気感、少しは分かるようになりました。 なのでこれを区切りに一旦ほかの方の作品に目を向けてみようかと今思っています。


この記事に対するコメント

好きな作家の自伝的小説読むのは色々読んだ後に読むと面白い発見が有りますね。
浅田次郎の作品をいっぱい読んだ後「勇気凛りんるり色の・・」読んで笑い転げたことが有ります。
一挙に氏のイメージが変わりました。最近なんとか賞の席とかで真面目そうに語っていらっしゃいますが氏の本性を知ったらよくやるなと感心?してます。(笑)
自伝的小説で印象に残ってるのは野村胡堂と岡本綺堂、二人とも元新聞記者でどちらかだったか忘れましたが東北出身で石川啄木とも近い関係だったと啄木の知らない姿が書かれてたのが興味深いものが有りました。
【2017/02/09 19:03】 URL | 山の歌 #DiS7LeIA [ 編集]


♪山の歌さん
浅田次郎、そうですか、作品と本人にそんなに意外性が(^^)
本家はもとより、自伝的小説にはそんな楽しみがありますね。
と、銭形平次の野村胡堂に半七捕物帳の岡本綺堂、っすね!
〉東北出身で石川啄木とも近い関係だったと、、、
岡本綺堂は東京生まれですから、野村氏のほうですねきっと。
ともあれ、
さすが!書に造詣深い山の歌さんです。またいろいろ教えて下さい。

【2017/02/10 04:51】 URL | 管理人 #8XEONt72 [ 編集]


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