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旅のしおり
プロフィール

Author:シュンちゃん
還暦を過ぎました。思えば遠くへ来たもんだ。人の命はいつか必ず果てる。生きる軸足である山のほか、本にしおり挟むよに、趣くまま時折生きし証ここにつづる。齢ゆく者のボケ防止備忘録ブログです。適当におつきあいください。
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読了 「深川安楽亭」 -20180427(金)

深川安楽亭 -2018.4.27(金)

山本周五郎 「深川安楽亭」 読了。 表題含め十二の話しからなる。
発表されたのが、戦前の昭和15年から東京五輪も終わり三年昭和42年迄と、巾が大きい。
周五郎特有のどっぷり重い人情もの、と云うより総じてさらりと読めるのが特徴、
藤沢周平的、静かな中に周五郎としては情景描写が多い一冊でした。


◇以下、あらすじに感想など個人的備忘録
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〇内蔵允留守 「キング」昭和15年11月号。
剣の道、百姓の道、どのような道を究めるにも、ただ人から教えられたいと思う様では、真の道は会得できない。

〇蜜柑  「キング」昭和16年9月号。
真のご奉公を知らぬと云われた武士が、退身を願い出るが、奥庭詰め(蜜柑づくり)に回された。 そこで得たものとは? そして大役を仰せつかることになる。 紀州有田の話し。

〇おかよ  「講談雑誌」昭和17年5月号。
うだつの上がらない足軽男が島原へ出陣する際、茶屋の娘おかよから鎌倉八幡宮のお札をもらう。 戦で重傷を負うが功績をあげ二百石の士分に取りたてられる。 そのお札が実は、おかよが自分のほぞの緒を包んでくれたものであった。 話しの最後、年嵩の行く女と若い女が茶店でその話しをしている。 その情景もなかなか良い。

〇水の下の石  「新武道」昭和19年5月号。
大きな石に抱きついたまま水底で死んでいった小弥太。 彼のおかげで戦は勝った。 離せば助かるものをと笑う者もあったが、個人の手柄功名ではなく生死を超越した愛国心が描かれている。 時は正に戦火激しい頃。 美しくも悲しい時世。

〇上野介正信  「小説新潮」昭和23年6月号。
謀反を起こしてでも、からお預けの身となり最後は自害した、佐倉城主上野介正信の悲劇的な生涯。

〇真説吝嗇記  「新読物」昭和23年6月号。
質素倹約を両袖に通し生きる男の所にそれを上回る女が嫁入った。 こっけいもの。 最後の展開も良かった。

〇百足ちがい  「キング」昭和25年8月号。
「參つなぎ」、、、三日三十日三月三年とことを先伸ばすことが美だと云うことを人生哲学と教え込まれ生きる男は、出世もしなければ周囲から一足ちがいならぬ百足ちがいと軽んじられながら生きていたのだが、ひょんなことから大出世。 參つなぎのおかげで女難からも逃れることができた。 処世術示唆しているこっけいもの。

〇四人囃し  「キング」昭和27年6月号。
反抗的で世間からはみ出し生きる男と女。 似た者同士、生きる事においては負の世界。 世間は彼らを反社会的分子と排斥しようとするが、そこには弱いものにはめっぽうやさしい反逆的正義感も漂う。 屏風の端から見せる着物の裾先ちらり、なども心にくーい。

〇深川安楽亭  「小説新潮」昭和32年1月号。 
表題作品。 抜け荷の巣深川安楽亭。治外法権的安楽亭、世間どころか仲間も信じない命知らずな者たち。 が、命がけで助けてやろうとする、守ろうとする姿もある。 「砦山の十七日」や「暴風雨の中」同様一場面もの。

〇あすなろう  「小説新潮」昭和35年8,9月号。
ヒノキに似てるが、檜じゃないあすなろう。 それを、人、人の生き様、人の行く末に投影してみせた物語。

〇十八条乙  「オール讀物」昭和37年10月号。
人助けするが、ご定法により報われない男とその妻女の話し。 法の拘束と夫婦愛の深さを描いている。

〇枡落し  「小説新潮」昭和42年3月号。
咎人の妻とその娘、二人で死のうかと思ったこともあったが、周囲の助けもあり細々と生きている。夫は無実だと近寄ってくる男がいれば、その真実を探ってくれる男がいたり。 人生はどこかに落とし穴がある。 これは前年12月に書かれ雑誌の発売は1/22、周五郎は発表された直後2/14に亡くなっている。 大きなインパクトはないが静かに人生というものを語っているように思いました。

黒部奥山この頃 -20180422(日)

仕事場への道 -20180422(日)
            仕事場への道 (宇奈月トロッコ電車、黒薙駅⇔旅館間の山道)  2018.4.22(日)

4/26(木)の開業に向け旅館の準備が進んでいます、
周囲の山山は今生まれたての新緑がやわらかくてとてもステキです。

山道から旅館方面   旅館の一部が見えてきました。
山道から旅館方面 -20180422(日)

山道から旅館方面   宿がカナリ川の際どい所に建っているのがわかります。
山道から旅館方面2 -20180422(日)
※目視ではこんなに大きく見えないですが、天女の湯と云う露天風呂が山道から見えるので、
ここには開業前に大きな目隠しを設置します 、、、この日はまだノンブラインドってことです(#^^#)

山道はロープがしっかり施され安全デス! 、、、落ちたら命ないと思いますが。
安全な旅館への山道 -20180422(日)

今シーズン初湯が入ります
シーズン初湯が入る -20180422(日)

開業前の大露天風呂
開業前の大露天風呂 -20180422

大きな源泉地帯が川沿いですので、この風呂もこうしてみると川の一部です。
今日の大露天風呂(源泉地帯)付近 -20180422(日)

降られ続けだと身も心も沈みますが、今年は好天に恵まれ外仕事が順調に進みます。 
こんなこと云ってはあれですが、お客さんのいない山仕事は気持ちがいい、 
ことばやごまかしの通じない効かない、命あっての山仕事、
楽しみで歩く山歩きとは違うが、これがまた実に楽しい!(笑)
宇奈月温泉すべての湯をまかなうデカイ源泉、開業目の前の黒部奥山、黒薙であります。

「藤沢周平 — 負を生きる物語」 -20180415(日)
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読了 「又蔵の火」 -20180414(土)

又蔵の火 -20180414(土)

藤沢周平 「又蔵の火」 読了。 久しぶりに藤沢周平。
昭和47,8年初出の五本が収められている。
直木賞受賞作 「暗殺の年輪」 が48年3月初出なのでその前後に書かれた氏の初期もの。

あとがきで藤沢周平自身が 「読む人に勇気や生きる知恵をあたえたり、快活で明るい世界をひらいてみせる小説が正のロマンだとすれば、ここに集めた小説は負のロマンというしかない」 と述べている。 その通りでどれも暗い。 そして氏は 「これは私の中に、書くことでしか表現できない暗い情念があって、、、その暗い情念が生み落としたものだからであろう」 とも書いている。

このあと、昭和51年の 「竹光始末」 「用心棒日月抄」 の頃から、細やかで美しい情景描写、プラス、用心棒、、、にあってはユーモア感覚も開花したように思います。 地位の高き者より下級武士、裕福な者より貧しい人人を描くというベースは変わらないもの、そんな静かで美しく時にユーモラス、そして品の良いのが「藤沢ワールド」なので、この一冊逆に価値があるのかな、とも思いました。

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以下、内容など少し

・又蔵の火
兄の敵討ちと、血はつながらないが、甥と刃を交える年下の叔父。なぜそこまでしなければいけないのかよくわからない作品でしたが、鶴岡市の総穏寺に像があるという、実話に基づいてる歴史小説。 藤沢作品の中でも取分けすばらしいとの評論家高橋敏夫氏らの評価があるが私にはにわるさん、割り切れないストンと落ちない、、、そのすばらしさがわからなかった。 再読してみようか。

ほかの四作品は博徒やヤクザもんの話し。 フィクションなのでどの作品も話しとしてはまとまっている。
周りから一時煙たがられた者は、何処まで行っても裏街道を歩かなければいけないのか。。。

・帰郷
若い頃町を出た渡世人が、老いて帰ってきた
昔の女を探すが、娘と出会ってしまう。最初娘とは知らずに。

・賽子無宿
指を詰められ追われて出て二年後、江戸に舞い戻った男
入った飲み屋で熱っけで倒れ女に介抱される
その女のためにひと肌脱ごうとする男。再び博打に手を染める。 が、、、

・割れた月
島帰りの男が、成り行きで昔の知り合いの家族養いながら、
堅気になろうとするのだが、世の中ってヤツはそう思う様にことは運ばない
昔取った杵柄にも良し悪しあり。

・恐喝
賭場で目に恵まれず歩いると飛んできた板が脚に当たりケガをした男の恐喝から話しは始まり、
あれこれ物語展開。 最後、最初に脅したお店の娘を命を賭して助けるという話し
気が合う姉ちゃん(二つ年上の従妹)との話しも、いい。


今日の昼メシ -20180413(金)

今日の昼メシ -20180413(金)

本格的な山入りに向け、
準備しなければいけないことや、やっておかなければならないこと、
、、、草刈りとか家の中の片づけ等等、、、結構あるのですが、
かと言って時間も自由に作れるので料理もいつもよりゆっくりできます。

と云う事で、今日のお昼は「ホタルイカと菜の花のパスタ」
菜の花のほろ苦さにホタルイカの塩な感じが、とやまの春を感じさせてくれました。

上山会 -20180411(水)

昼食会 -20180411(水)
                                        オーナーと昼食会  2018.4.11(水)

今年も山仕事が始まります。
今日はオーナーさんからの 「今年もひとつよろしく!」 という様な集い、上山会にでかけました。

黒薙温泉旅館管理人という生業、前職h銀行研究所勤めから身を転じ5年目に入ります、
慶応四年開業、今年満150年という黒部川水系で最も古く長い歴史をもつ湯場の番人として、
先人たちに恥じないよう、守らなきゃ、次に繋げなければ、という思い新たにしました。
携帯電話の通じない奥山。 山が好きだから幾日も居られるのだとも思います。

自分の居場所立ち位置ホームと云える山、それがメインな暮らしが今年も始まるわけですが、
昨年は、近年類を見ない大雨により二ヶ月間の休業、復旧作業を強いられました、
今年はどんなことがあるだろう、、、どんなお客様に会えるだろう、、、それも楽しみです。
あっ!宇奈月温泉の全ての湯をまかなう黒薙の湯は源泉ならではの濃さですし、
私が調理しお出しする岩魚の塩焼きに、山菜料理も美味! ←ちょいと宣伝、失敬。

富山駅北、結構見わたせ気持ちがいい。 オーナー宅,,,会社から。
もう 「駅裏」 とはすっかり云えなくなりました。
オーナー宅より -20180411(水)

公共交通でゆくと本が読めていいデス!
ちてつ -20180411(水)


今日は予報最高気温20度超えとか云ってて、終日肌寒かったように思います、 
現地に入り早早黒部奥山幽谷の地黒薙の気温湿度空気に慣れなければ、そんなことも思います。

今日の晩メシ -20180408(日)

山菜てんぷら蕎麦 -20180408(日)

今日の晩メシ、山菜てんぷら蕎麦

春になると思い出す馬場島荘のこれ、、、おっと!
Just!山友からタラの芽をいただき発奮(笑)
エビ?、、、、脇役、トッピングです(#^^#)
ごちそうさまでした(^^ゞ

春の恵み 旬なものは やはりいい。

読了 「吉原御免状」 -20180408(日)

吉原御免状 -20180408(日)

隆 慶一郎 「吉原御免状」 読了。 
長い間、池田一朗(本名)で脚本家を生業にしてきた氏が、
60歳を過ぎてから、隆慶一郎と名乗り書いた、処女作がこれ。 所謂伝奇小説。

うん蓄ずっしり、重厚感ある一冊、
吉原始め、ことばやものごとの説明結構細かく書かれている。
ストーリー、展開ざっくり粗削りですが、
話しの筋がストレートに伝わってきて、かえって良かったです。 
作家デビューし5年でこの世を去った、彗星のように消えた隆 慶一郎、
何より発想がすばらしい! 面白かったです。

キーワードは、
吉原、天子、神君御免状、道々の輩、傀儡子、公界、
後水尾天皇、柳生,裏柳生、家康、影武者、宮本武蔵 等等、
吉原御免状とは、、、さてさて、それは読んでのお楽しみです。

話しは吉原界隈から離れる事多々なのですが、一応。
吉原周辺の図 -20180408(日) 新吉原見取図 -20180408(日)

年とった - 20180405(木)


                                               竹内まりや   人生の扉
                      よったん,,,誰(笑)に教えてもらい、心に住んでしまった大好きな歌


今日一つ年をとり、61になりました。 いつの間にかえらい歳になったもんです。 20代30代、40代の頃でもかな? 六十すぎと聞くと 「もう世の中の端っこにいる人」 とか「人生の達人」みたいに思ってたのですが、自分がそうなった今、五感の衰えは否めないものの、人生まだまだという感じです。 最期の日が見えないからかもしれません。 自分が今人生のどの辺りにいるのかわかりませんが120まで生きることは考えられないので後半戦間違いナシ、短いとすれば不慮の事故なくても、98パー終わってるのかもしれません。 

今年は、何かが大きく変わる,動く、ということはありません。 望みや期待は裏切られる、事は思い通りに運ばない、その繰り返しな人生と云う旅。 またこの歳です、どのような者になりたいとか、これと云った目標もありません。 また、健康に気をつけて、とか家族がみな幸せで、などとは誰もが願う事ですが、健康に悪い事も少しはするでしょうし、どうなるかわからないものだと思います。 子どもらも社会人になりましたし、今の暮らしがつづけばいい、これからは自分の好きな事だけに集中して生きてゆければ、そう願うだけです。 心のオアシス、気持ちの羅針盤である「読書」と、「山」、、、山はわたしの宗教、山を歩く事は巡礼の旅と考えています。 健康であれば、この二つを今年も大切にこの一年過ごしたい、そう思います。

誕生日におめでとう、とは世間一般なメッセージですが、30歳過ぎ自分の子をもった頃から、自分の誕生日を諸手を挙げてめでたいとは思わなくなりました。 その日は母が腹を痛めてわたしをこの世に送り出してくれた日であり、両親の喜ぶ顔がうかびます。 自分の誕生日は、亡き父に母に祖母、そしてご先祖さんへの感謝の日だと、そう思います。 日頃仏さまに手を合わせることがない不信心なわたしですが、朝風呂、一日の始め浴槽に身を沈めながら必ず云うことばがあります、 

  かあちゃん とうちゃん ばあちゃん 
  ご先祖さん おはようございます
  けさも生きてました 
  この身と心 ありがとうございます
  (合掌)
 
  今日も一日生きてみようと思います
  私と、家族、家庭 
  そちらもなにかと忙しいと思いますが
  すこし気にかけてやってください
  うれしいこと 楽しいこと 少し多くて 
  悲しいこと つらいこと 少ーしだけ少ないように 
  よろしくおねがいいたします
  (合掌)


人はいつか必ず死ぬ、
逝くときは、カミさんと子供たちに迷惑かけないよう、
静かにすっとフェードアウトしたいもんです、
「 山へ 」 ということばを最後に(笑)

今日の晩酌 -20180403(火)

ふきみそで一杯 -20180403(火)

今宵は先日採ってきたフキノトウ、フキ味噌にして一杯、
ウドのえぐみ生理的にリームー,ダメなのにどうしてフキノトウのこの苦みが好きなのか
、、、自分でも良くわからない( 一一)  が、すきなものはすきながです。
熱っつあつごはんにのっけると、とてもイケます! 
                が、、、酒呑みは先ずこれだけ舌先でいただくなり
季節季節に 山の恵み 旬な自然の恵み 少しいただく 幸せなり

今週の野外活動 -20180401(日)

立志の峰 -20180401(日)
                                            負釣山南峰  2018.4.1(日)

今週の野外活動、音谷、下若狭谷、ハヤ谷が突き上げる、
黒部市(旧宇奈月町)、朝日町、入善町の境界点、
入善町の最高峰負釣山南峰、立志の峰978m にて展開。

慣れ親しんだ登山道、この山が昔自分を鍛えてくれた、
自分の家に帰ってきた、そんな感じに心が温かくなりました。
慣れ親しんだ山道 -20180401(日)
一月から十二月、すべての月に登ったことのある山は、私の登山歴でこの負釣山だけです、
タイムトライアルしたり二往復したり、雪の山頂でテン泊したこと等等、なつかしく思い出しながら歩きました。

五合目から大地初雪ライン。 ん~やっぱそそられます(#^^#)
五合目から大地初雪ライン -20180401

イワウチワが静かにいっぱいいっぱい咲いてました。
 イワウチワ1 -20180401 イワウチワ2 -20180401

負釣山959に至る頃
山頂959に至る頃 -20180401

南峰への途上
南峰への途上 -20180401

南峰978に至る頃
南峰に至る頃 -20180401

南峰に至る。 レジェンドな方方が先着しておられた。
負釣山南峰978に至る -20180401(日)

959にリターンし一服タ~イム
959に戻り一服タイム -20180401

たまちゃんと途上七合目から下山までご一緒したT上さん
959たまちゃんとT上さん -20180401
959たまちゃんとわたし -20180401

足元気をつけて、帰りまショー!
帰りまショー -20180401

           駐車場が広くりっぱになっていた
           駐車場がりっぱに -20180401



 ※ バーデン明日から2㌔ばか上がり左折、からの登山口への林道の今日現在の様子
 登山口に至る林道の様子1 -20180401 登山口に至る林道の様子2 -20180401
 登山口に至る林道の様子3 -20180401 登山口に至る林道の様子4 -20180401
昨秋の台風被害に因る処が大きいようですが、まるで大地震に襲われたみたいでした。
完全に道がふさがれてる箇所もありました。
登山口に至る林道の様子5 -20180401

無事カエル。  で、春の山の恵みいただくなり
春の山の恵みいただく -20180401

いつもの相方たまちゃんに、お会いしたみなさん、ありがとうございました。
春の陽ざしやさしいいい一日だった。  たのしみ 人それぞれ 山も いい。