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旅のしおり
プロフィール

Author:シュンちゃん
還暦を過ぎました。思えば遠くへ来たもんだ。人の命はいつか必ず果てる。生きる軸足である山のほか、本にしおり挟むよに、趣くまま時折生きし証ここにつづる。齢ゆく者のボケ防止備忘録ブログです。適当におつきあいください。
   since 2008(H20) 8.28 



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読了 「蒼天見ゆ」 -20181018(木)

蒼天見ゆ1 -20181018(木)

葉室麟 「蒼天見ゆ」 読了。

親の仇討ちをすればよくやったと褒められる時代に父を殺された武士が、
その無念、思いを果たそうとするが、世は、仇討ちは罪なり、な明治へ、 
「日本最後の仇討ち」 とされる実話をもとにした物語。 

蒼天を見よ、とは父亘理が、余楽斎から受けた教えなのですが、それを受け継いだ主人公、
蒼天とは、その主人公臼井六郎の 「心」 の中そのものだったのでは、そう思います。
あるようで殆どない、幕末から明治大正にかけて生きた、最後の武士の生き様に、
とても切なさが残る一冊でした。

本書は物語としてかなり盛ってある感あるので、
同じ史実を描いた吉村昭の 「最後の仇討」 も機会を作り読んでみたい。

蒼天見ゆ2 -20181018(木)

蒼天見ゆ3 -20181018(木)


この頃の記憶 -20181012(木)

書いとかないと一年もすると忘れちゃうので、この頃の黒薙備忘録。

10/8(月) 山の娘nahoが阿曾原の帰り、臼井さんと寄ってくれた。
nahoきたる -20181009(火)
知り合ったのは2005年の剱岳だから、もう13年経つのか、、、
今も、と云うか、この頃また山に行っているらしい、それがうれしかった。

10/9(火) 山宿稼業、閉店がらがら~な頃、 
人からはお気楽に見えるかもですが、殆ど息抜くことができない山宿稼業、
長い一日が終わろうとしている。 短いながらほっとするひとときの始まりです。
一日が終わろうとする頃 -20181009(火)

10/9(火) de、今宵のおともだち
今宵のお友達 -20181009(火)
奥山に暮らしてると、仲間意識、共生感、みたいなものが人間以外とも芽生えます、
こいつもさみしい ぼくもさみしい。 そして生きとし生けるものみなそれなりに必至、一生懸命です。
この子はあまり動かないのでおともだちになりやすい、心通じる感ないけど(笑)

10/10(水)朝 今シーズン最高齢な女性かも?な方と一緒に収まってみました。
御年86才、、見えな~い(^^♪ 次男がわたしと同い歳だとおっしゃった。ステキな方でした(#^^#)
静岡からの86才 -20181010朝に

10/10(水) 山宿のまかない。ナラタケ汁。 ハマショー便,産地から3分!(笑) 
とぅるっ!とぅる~!! 超採れたて。 新鮮さ弾力感、ありがたい。 
コケ汁 -20181010(水)


今年も、山の上下山に寄られる方の多い季節になりました、
朝晩寒くなりました。 そして今年の紅葉はやや早い。 
記録的、暑い暑いと云ってたのもどこへやら、黒部奥山はもうすっかり秋です。


読了 「藤沢周平のすべて」 -20181006(土)

藤沢周平のすべて -20181006(土)

読了 「藤沢周平のすべて」 文藝春秋編。

あらあら主だったものを読み、
自分が次、氏の何を読みたいのかわからくなってきたので、
手引書みたいなものを読んでみました。 
藤沢周平が一月二十六日に亡くなったその年、
平成九年(1997年)の十月に発刊されたもので、
各方面の方方から寄せられたものと自身のものからなる。 

うんうん、なるほどなるほどー、よく言い当ててるなー、そんな、
書かれた方方の、氏の作品評、名言も多くみられ、良かったです。 
少し挙げてみますと、
「 藤沢さんの小説は多くの読者を獲得したが、多すぎはしなかった。 
それは藤沢さんの小説が、
大だんびらを大だんびらとして遣って読者を薙ぎ浚う小説ではなかったからだ。 
私はそれをとてもうつくしいことだと思う 」 
や、
「 好きなものを、好きだといえるしあわせと、好きだと言葉にはしないしあわせと・・・・・。
どちらがいいということではなく、藤沢作品に関しては、後者のしあわせを選んでいるようです 」 
などと。 ん~シビレます。

氏にまつわるものは幾冊か読んでいますが、改めて俯瞰的に見れる本書により、
より藤沢周平の人となり、作品を知る手掛かりになり、食指動くものに出会えました。

藤沢周平のすべて2 -20181006(土)

藤沢周平のすべて3 -20181006(土)

藤沢周平のすべて4 -20181006(土)


今日の立山室堂 -20181002(火)

晴れてくる、との予報に、立山の紅葉の具合いはどうだろうと出かけてみましたが、
標高2400mの室堂は おりょ!おりょりょ!!(@_@。 雪があり その上視界不良( 一一)
雪が降った -20181002(火)

この夏は立山に縁がなかったので、雄山まで歩こうと出かけたのですが、
今日は全天候型登山装備してなかった、と云うかピーカン当て込んでの装備だったので、
これ見て急速に心も寒寒萎え、予定変更~!! 
             ↑ こういう場合は決定実行がチョースピーディー!

みくりへ
みくりが池温泉 -20181002(火)
みくりが池温泉2 -20181002(火)
とろりとした上品な黒薙の湯はもち!好きですが、
さすが!立山、ここ地獄谷の湯はパワーが直に伝わってきます。 力強い湯でした。

で、ここに来たなら酒は立山。 アテはゲンゲの唐揚げにソーセージ
立山げんげソーセージ -20181002(火)

湯と酒と美味いもんと本読み、でまったりしてたら目の前に見覚えのある美人さんが、
あれ~美枝ママやにかー もう忘れたくらい久しぶりにお会いしました。
美枝ママに会った -20181002(火)
近況やら昔話しやら 空白の時間は とても埋め尽くす事はできない 話しつくせない、
Desuga Dakeredo!!
心は演歌 顔で笑って 心うるるん 楽しいひととき ありがとうございました。

今日のミクリガ池
ミクリガ池 -20181002(火)

弥陀ヶ原辺りの今日の紅葉の様子
弥陀ヶ原辺りの様子 -20181002(火)
弥陀ヶ原辺りの様子2 -20181002(火)

こうして標高2400、登らない今日の山は終わった。 富山ちゃ恵まれてるナーと改めて思いました、
山に入れただけで幸せ。 標高上げなかったがゆえに、久しぶりな再会もあった。
今週末はまたまた台風接近のニュースもありますが、良さそうな日に出かけてみては如何でしょう。

ピザ風餃子 -20181001(月)

餃子ピザ -20181001(月)

今宵の夕焼け酒場。 ピザ風餃子、と藤沢周平。

この頃、来たる冬山雪山の山食にチーズをより美味しくいただけないかと、時時試作しています。ピザ餃子と云っても焼き餃子にチーズ乗せまた上から焼いただけなのですが、好み寒さの具合いに応じタバスコぶっかければ、なかなか、と云うか、かなり!体温まり手軽に高カロリー摂取が可能に。 イケると思いました。

今日の晩メシ -20180927(木)

焼き飯,onチーズ -20180927(木)

今日の晩メシ、焼き飯、on チーズ
チキンライス、と云うか、ケチャップめしが好きなので、
ドリア、のよーな、つまり行きあたりばったり料理。

山宿ではこういったの食べることがないので、また、
一人分だとめんどいですが、今日は三人分なので楽しく料理しました。

大型で非常に強い台風24号が週末日本列島縦断と云っている、
被害出なければ良いのですが。 明朝より山宿入り。 でわ。

読了 「京都ー宇奈月 トロッコの秘湯 殺人事件」 -20180925(火)

京都ー宇奈月 トロッコの秘湯 殺人事件 -20180925(火)

吉村達也 「京都ー宇奈月 トロッコの秘湯 殺人事件」 読了。
表題通り、黒部峡谷鉄道、取分け、
私が番人してる黒薙温泉が舞台となっている、と云うので読んでみました。

黒部奥山で起きた殺人事件発端に、男と女の憎悪あれこれが描かれている、
黒部と嵯峨野、二つのトロッコ電車(列車)のこと、
特に黒部峡谷鉄道、黒薙の山道のこと、詳しく調べ紹介されてて、
こりゃ現地に足運び、調査取材しないと書けないナー、と思いました。
登場する志垣警部のキャラも昭和のおじさんぽくて、気楽に楽しめました。 

こんなに、あるあるわかるわかるー! リアリティー感じる作品私にはレア、
手軽にちゃちゃっと読んじゃえる、特に富山や京都の人には、読書の秋にお薦めな一冊です。

トロッコ沿線図 -20180925(火)

犯行現場デス!!(笑)
犯行現場付近3 -20180925

犯行現場付近1 -20180925


七キロ下がれば湯の街エレジー、宇奈月温泉街。  気持ちゆるゆる ほっとします。
湯の街宇奈月の象徴 -20180925(火)

読了 「生還」 -20180921(金)

生還 -20180921(金)

羽根田 治 「生還」 読了(再読)。 たまには山に係わるものも紹介、ということで。 

読み返し四度めか五度めな本書。 氏の著書はほかにも何冊か拝読し愛読書として手にありますが、淡淡冷静ムダのないステキな文章が多い。 臨場感すばらしく、読む者に伝わってくるものが大きい。 小難しい表現ナシ、分かり易いのも良いです。

初心者、ベテランにより、リスク予知、回避能力は違いますが、結果遭難に至った、その理由にそう違いはありません。 そして、一たび遭難への入口ドアに手が触れてしまった時、そういう状況に陥った場合、どう行動すべきか。 何が生き死にを分けるのか。 それはその人の、経験、知識、体力、技術、精神力、に装備だよ、などとは、ある程度山をやってる者ならば誰もが云うのでしょうが、そこに、天候や気温と云った気象状況や、遭難現場での知恵・発想力、に加え、それに至るまで、その時時、のさまざまな 「運」 と云うものに左右される、運命づけられている、生還への方程式はない、そう私は思います。

また、著者羽根田氏も書いておられるが、遭難した時に、最初に自力下山を試みるのは妥当な行動と思いますが、問題は、自力下山できるのか救助要請をすべきなのかの判断、そのタイミング、が大切なのだと思います。 その見極めは、山の経験と知識重ねてゆくしかないのだとも。

まあ、一番確かなのは山に行かない事です。 が、山の好きな者はそうもいかない。 わかっちゃいるけどやめられない、人と云うものはそういうものです。 となれば、蚤の心臓謙虚な気持ちを切らさず、山に入る、それしかない。 それでも大いなる大自然が牙をむいた時、人間などは大海に投げ出された小さな一生命体に過ぎない、と云うこと心に刻み。 

魚野川 -20180921  中崎尾根 -20180921


以下、内容や登山に大切な事、教訓的教科書的な事、と云うより、
私の今までの登山経験体験から、本書読み返し、心に残った一節や私的メモ。
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□思い込みの落とし穴 北アルプス/南岳
10月、雪上、55才の男、単独行。
ここを下りていけばいい、と小屋のスタッフに云われてるのに、何を思ったか、左手のハイマツの方へ入り込んでいったのが間違いの元。 「たら」「れば」が通用しないのは、なにも勝負事の世界だけではない。 山では人一倍慎重だったはずの男が陥った、エアポケットのような落とし穴。

□行き詰まった沢ルート 福島/飯森山
飯森山標高1595m、7月、尾根歩きから沢、62才の男、単独行。
自分が無事であることを伝えたくても伝えられないもどかしさ。 三度の幻覚症状 …お地蔵様仏様神様おもちゃ、ヘリコプター、テレビカメラセットした撮影隊。 予定変更。 山ではいい加減な情報を流してはいけない、云われても真に受けない。

□フラッシュが救った命 北アルプス/西穂高岳
滑落停止地点、天狗の頭近く、天狗沢と間の沢の間の小さなルンゼ、300m落ち標高2600m付近、
正月、雪山、36才と39才の男
とるべき道はふたつあった。 右足首骨折した山本は靴を脱がなかった。 まだまだ未熟であったという気がしてならないと、山本は言う。「未熟であった」と言うならば、たしかに、安全だと思われた場所で一瞬、気を抜いたことが事故の原因となっている。 が、その油断は、「木内についていけば間違いない」、という依存心から生じたものではないだろうか。

□十七日間の彷徨 志賀/岩菅山
岩菅山標高2295m、5月、雪上、59才の男、単独行。
11時半登山開始。 予定変更、ピストンつまらぬと周回ルートへ。 夏道隠れた雪上で左へ外れる、、、これ知らない場所だとあるある。今はGPSの時代だが。 いつしか雪がなくなり樹林帯に入っていったが、ノッキリから寺子屋峰まではほぼ2000メートルちょっとの稜線が続いているので、もし正しいコースをとっていたなら、ずっと雪がなければおかしい。 雪面に手を突き刺して登っていたため手が使えなくなった。 死んでから見つけてもらいやすいように、発見されやすい所にいなきゃ、と遭難者。 偶然重なったいくつかの幸運、、、妻が忘れたわさび入りマヨネーズ、天候気温、例年より早くそこに入渓者がいたこと。

□暗転の沢 南アルプス/仁田沢
ビバーク地標高940m、8月、沢、50才の男、単独行。
予定変更で単独に。 沢へ下りる最後の急斜面で滑落。 幻覚、、、ブルドーザー、枯れ木が釣り人に、立木がゴムボートに空気いれ救助に来る人に。 骨折箇所から血とリンパ液。白いおがくずのように見えていたのは、ハエが産みつけた卵が孵化したウジだった。取っても取っても取り切れなかった。 悲しみや恐怖、痛みも感じない。神様と云うのは上手く人間の体を作ったものだと。 服を着替えるのにもケガしてるのでふつうに脱ぐことができず、アーミーナイフやナイフに仕込まれているハサミで切り裂いた。食べ物の味がわからない。 陽が射すようになるとフライシートがないのでテント内がサウナ状態に。 爆竹、クマよけのための笛。 思考力の低下、行動が惰性に。 

□修験道の道迷い 大峰/釈迦ガ岳
ビバーク地標高1000mほど、8月、尾根から沢筋へ、48才の男、単独行。
枯れ沢を対岸に渡り少し登り返す本来の道から、左の沢筋に引き込まれる、、、これもあるある、対岸が遠いと特に。迷いやすい箇所は幾人もが入り込みしばらく正しいルートのように見える。 おかしいと気づき、引き返そうと振り返るが、ちょうど沢の出合で、自分がどっちから下って来たのかわからなかった。それが致命的。 救助のヘリが来たが、合図をしようにも合図をする術がなかった(と云っている)。 メモ書きが結果命を救った。 幻覚症状、、、木の葉が神社の社に見えたり、木陰から昔風の田舎の家が見えたり。

□風雪にかき消された下山路 北アルプス/槍ガ岳
アタックテント奥丸山分岐と千丈沢乗越の中間標高2388m、
正月、大雪大荒れ、53才の男、単独行。
毎年正月に夫が家にいないのは永田家の恒例。 どうしようもなかった時間ロスに、自らの判断ミスによる時間ロス、わずかな油断と判断ミス、がのちのち命取りに。 雪降り続きテントビバーク~6時間で200mしか進めず~雪洞ビバーク。 山岳関連の本からのノウハウ → 一度も掘ったことがなかった雪洞を掘った。 体温を下げず、かつ体力の温存はかることを最重視。 凍傷で6本の指を失う。 ろうそくとマッチというレトロな装備大いに役立つ。 新聞紙。 暗闇孤独に耐えることができた大きな要因は単独行の慣れにもあり。 松涛明(風雪のビバーク)は力尽き、永田は生き延びた。ナゼ。 そのときの精神状態(公私の)、ゴアテックス素材始めとする登山用具の性能のアップも大きく関与してると。


読了 「椎名誠 超常小説 ベストセレクション」 -20180917(月)敬老の日

椎名誠 超常小説 ベストセレクション -20180917(月)

読了 「椎名誠 超常小説 ベストセレクション」 
1981年から2010年の30年間に発表されたものの中から十九の話しが収められている。 ん~タイトルからしてどれもあやしい。 SF作品とも似て非なり。 超常、というだけあって常識観念持つと読み進められない、不思議ワールド広がりっ放し、うっかりしてると自分の脳ミソ歪んでく~ (笑) 、、が、読み進めると妙に心地よくなっていったから、ヤハリ不思議デス。 

寿司が食いたいときあれば、ステーキ食べたいときがある。 冷たいもの食べたい時あれば、温かいもの食べたいときもある。 本もたまに違ったものを、と読んでみました。 いつも読んでるものと真逆違うものに接し、何か自分の読欲すっきりリセットされた感が今あります。

そして今日の晩メシ、ニラ玉
今日はニラ玉 -20180917(月)
ニラ隠れてますが大量投下、食感たいせつに、シャッキシャキ!(^^♪
白メシ至上主義者なわたくし、熱っつアツごはん乗せ、おいしゅうございました。


以下、自分メモ
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◇いそしぎ
お召し送り。配膳屋は牛、家内はいそしぎ。 私的超常度75%、私的興味面白度65%

◇雨がやんだら
漂流者が集まる島の、通称「夏の日海岸」に落ちていた赤い縁取りのしてある小さな箱の中にあった一冊のノート。そこにつづられる『「雨がやんだら」物語』。 私的超常度40%、私的興味面白度55%

◇蚊
酔って帰ったアパートでの地獄の蚊騒動。 私的超常度65%、私的興味面白度15%

◇胃袋を買いに。
おばあちゃんの「盆戻り」。15年前に自分の胃を売り安物な胃に。それが過度な二日酔いで痛み然るところへ出向く。帰るとおばあちゃんが小さくなっていった。 私的超常度75%、私的興味面白度30%

◇ニワトリ
泥酔し帰り妻のマユミと口論に。妻はニワトリの如くなヒステリックに。なにがどうしてどうなったか記憶にないが、目が覚めると妻が買ってきたガムテープで体がんじがらめに。水がのみたい、小便がしたい、が動けない。最後、妻がニワトリになってしまう。椎名の実生活妄想夢からきてるか? 私的超常度50%、私的興味面白度20%

◇ねじのかいてん
何か専門的なものを研究してる者、ばかりが囚われ人となっている、謎の施設からの脱出計画。デレ山。ツガミゼイゾウ。網島為二、及川先生、岸部達郎。汁椀の中に痰。八ヶ月直腸に入っていたドライバー、それを渡してくれた可南教授「ここではおそろしいことがおこなわれている」と。モノを喋るトカゲ、虻。鼠にされちまったツガミ。何かの糞が混入されたメシ。母の面会。最後の螺子がはずれドライバーを手にデレ山のもとへ。なかなか興味深い作品。 私的超常度50%、私的興味面白度65%

◇猫舐祭
猫の首から下を土に埋めてその頭を蹴り、みごとに猫の首が飛んだらその司祭は認められる、と云うのが始まりな猫舐祭。闇の臓器マーケット。繭巻き、頭足、南天、千手、猿男。三角館‐来るなの木。闘技場‐トゴス。人間、獣人 – RタイプとPZタイプ。人間の改造戦闘士 — 禅拳。語り部は、猫舐祭が行われた荒れ地の真ん中に立つ、局虫にやられてる大樹。  私的超常度80%、私的興味面白度55%

◇スキヤキ
戦闘宇宙船で地球へ帰る途中だという夫から「帰ったらスキヤキが食べたい」という伝送文字が届き、材料入手に出た妻。赤犬、ホルスタイン、室井さん。 私的超常度60%、私的興味面白度15%

◇中国の鳥人
中国の奥地にある鉱石を買い付けに行くバイヤーの現地話しあれこれに、最後鳥人レッスンを受ける、という話し。椎名誠に実際あるある!感、とファンタスティック感、の両方感じれ心地よかった。好きな一つ。400字詰め90枚ほど。収められてる中では最も長い。  私的超常度30%、私的興味面白度80%

◇みるなの木
強盗殺人犯相原を追い山に入った、おれ(灰汁)と百舌。山の中で見た、長くて太い巨大な葛だらけの木。巫女さん。うたせ。蛇蝎。これも読み進めやすい。民話ぽい話し。 私的超常度55%、私的興味面白度70%

◇ねずみ
麻薬の運び屋ボーイング747世界の旅って感じの話し。組の会長有村、手引き役スチュワードの大森。Gふたり。ブリーフケース。便所の天井。天井裏からの不意の落下。サイトウさんのこたつの上へ。ジャンボ機の後部の秘密の空間、幅1m長さ3m、に「住み込み」密航者の男が四人。まあちゃん、髭男(斎藤)、キャプテン帽の男、ペグさん。成田、マニラ、ムンバイ(ハシシ)、ナイロビ、インド、日本。無事脱出。その後組幹部になり中南米諸国に出かけることが多くなったが当時をなつかしく思う。「ねずみ」と云うことばは一度も出なかったように思う。ユーモラスで変に夢がある、そんな話しだった。 私的超常度80%、私的興味面白度75%

◇赤腹のむし
急流で赤腹という魚を取っていた百舌と再会したおれ(灰汁)。赤腹の卵の中にいるむし。サンパン。筒ばしり、釈迦蜘蛛、宿貸蟇。官吏と紅染女。腰ぐされの薬。 私的超常度50%、私的興味面白度30%

◇海月狩り
いくらでも仕事があると聞き、難破高地の黄土地帯を三日歩き比丘尼自治区にやってきた灰汁。コーラン刈りの男と海鼠ガッパを着た男と共に草連船に乗り込んだ。役人、銀目船長、三本眉の坊主頭の男=按針長〈航海士〉。クラゲの捕り方。 私的超常度25%、私的興味面白度15%

◇抱貝
旅の多い商売柄の角原。愛歯歯科の看板を曲がった路地のすぐ先に会ったつくね旅館。老婆。あつい風呂、とりあえずの食事、それなりの布団を、と思ったが食事も風呂もなかった。ので、外へ。「コネ・マート」と云う名のコンビニ。そこを曲がったところにあった寿司屋に入った。そこで、蚕池で獲れるという抱貝を食べた。子らのアトラクション。岩面祭。軽い週刊誌でもみつくろって帰ろうかとコンビニに寄るがしまっておりがっかり。ふと見えた光の束に誘われ行ってみると、その付近に「田の中の居酒屋」があり一杯。そこにいた女に誘われ、おかしな造りの家の二階へ。「だいじさまが止まったからお顔はもうすぐですよ」と。そして、、、 私的超常度20%、私的興味面白度60%

◇餛飩商売
餓死や行き倒れが相次ぐ世の中なので、路ばたで安い食べ物でも売るのが一番簡単な商売なのだが、場所や時間を間違えると、敗残兵や浮浪者の群れに襲われることがある、と云うので、木の上で餛飩を売ることにした灰汁源治郎。作り方は、今脳髄だけになった張伯達に教えてもらった。そこにやってくる者とのやりとり。余寒、めなし、哭渾天を背負った男。 私的超常度35%、私的興味面白度25%

◇漂流者
嵐で難破し海へ放り出された男が漂着した島。水、食べ物、寝ぐら。甲板に最も近い船室で寝ていた、わたしと、暑がりな藤森さんにフェリペ。私に好意的な海、海が嫌いな島。私的超常度40%、私的興味面白度70%

◇飛ぶ男
オレ元プロボクサー、カミさん元プロレスラー。白百合スポーツセンター総合トレーニングコーチ。先生と生徒。浮気。手紙。中学生の息子の部屋から屋根の上へ。有刺鉄線電流付き。台風。これ椎名誠の体験からの発想では?と思った。 私的超常度5%、私的興味面白度60%

◇ぐじ
小説を書くようになって間もない三十五六の頃、一週間ほど和歌山の南の方へ、執筆以外これといった目的もなく、観光地は避けできれば山あいの一軒宿へ、と旅に出た主人公。外れな一泊目の宿から次へ。バス停の前には必ず煙草屋がある。自動販売機もあり雑多な日用品に食料も売っていた。

二泊目の宿「いちろべ屋」。犬、老婆、下働きの老人、女将、その夫。気配を感じさせない、老婆女将の身のこなし歩き方。ところどころ点いている二燭の灯りで足元に不安なし、に40Wの裸電球。補助灯としてスタンドライトを頼む。川に面していて明るく、ずっと聞こえる瀬音が聴覚を麻痺させ、川の音などなにも聞こえていないようになる不思議な感覚に、テレビや電話がないのもありがたく、心地よくすこぶる満足。脱衣場は別別だが混浴な露天風呂。仕事上がりの女将と混浴。全身朱をひいたように真っ赤になったように見えた女将の体。問わずがたりに身の上話し出す女将。小岩でちょっと盛り上がるあたり、これは正しく椎名誠自身の話しだナー。と、ここまでに実話に基づいたノンフィクション、シーナの妄想少し盛ったような話しだったのだが、夜更けに酒を運んできた女将との情事、赤くぬらりと光るような女将の体。そして夫の登場で超常性が顔を出す。奥山に伝わる民話ぽい感じも否めない話しだった。

山宿が舞台、それも瀬音と共にある、ときてるから同じような山宿生業とする私は読み進めるごとに、「あるある」「客からみりゃそうかあ」などと興味がわいた。二三日連泊すると云う客に「田舎料理に飽きてしまうのではないかと心配です」と云う、宿の思い苦労もわかる。 私的超常度15%、私的興味面白度90%

◇問題食堂
下赤池駅すぐそばの定食屋「いたみや」。ばあさん二人がやっている。妹がリウマチで入院したのでピンチヒーター(今が冬だからまーいいかーと)だと云うのが、「いらさませえー」と。テーブルが四つ。合い向かいに座るおれと男。歳の頃は自分と同じ二十五六か。ちょっとしたことから壮絶超常なる喧嘩に。そこからしばらくイミフメイ的作文がつづく・・・わたし理解不能(笑)。そして、時は二千六百八十年、おれは恒星間多世代移民宇宙船「超光輝希望人民号」で毎日を過ごしていた。この宇宙船で生まれた第三世代、地球年二十六歳。十元ショップの勤めの帰りに、大衆地球食が安く食べられるので、想像でしかわからない祖国の食べ物を勉強するつもりで週一に「痛々小店」に行く。そこは第一世代の二人の人間のばあさんがやっており、妹が低重力性のリウマチなので助っ人が来てると。「いらさませえー」。テーブルが四つに先客三組、気に入らない男と会う。 私的超常度80%、私的興味面白度20%

ゆきちゃんに会った -20180911(火)

ゆきちゃんと -20180911(火)
                                           黒薙駅にて  2018.9.11(火)

久しぶりにゆきちゃんに会った。
こういう男に会うと、無条件に 無邪気になれ 心洗われ こちらが楽しくなります、
悩みがあっても、彼の顔見ると、話すと、いっぺんに吹っ飛んじゃいます。

七年前の冬、仕事ご一緒し、一週間猫又で寝食共にしたときに
ゆきちゃんと -2011一月猫又で。
この冬が終わり、春になろうとしてる時大地震3.11が起きた、
そして、直美ちゃんが亡くなり丸ちゃんが逝った、そんなとても悲しいことが続いた、
一方、ガリかおの祝言というめでたいこともあった、あの年はそんな目まぐるしい春だった。


さてさて、そんな心の望郷に包まれながら、
がたごとがたごと揺られながら、今日も宇奈月へ下がりました。
ゆられて宇奈月まで -20180911(火)