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旅のしおり
プロフィール

Author:シュンちゃん
還暦を過ぎました。思えば遠くへ来たもんだ。人の命はいつか必ず果てる。生きる軸足である山のほか、本にしおり挟むよに、趣くまま時折生きし証ここにつづる。齢ゆく者のボケ防止備忘録ブログです。適当におつきあいください。
   since 2008(H20) 8.28 



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気分はおわら -20180814(火)

二百十日近し -20180814(火)

お盆真っ最中ですが、今年は暑い日がとても長いので、
わたしのKIBUNは もう二百十日~(笑) 風の盆です、
おわらは風を鎮めるためのお祭り、
demodemo! 台風とか大雨は要らないのですが、
少しだけ雨乞いしたい気分な残暑黒部奥山であります。

♪ 越中で立山 加賀では白山 駿河の富士山三国一だよ~ 
♪ キタサノサー ドッコイサノ サー      でわ~


新湊、ひさみなと食堂 -20180811(土)


ひさみなと食堂外観 -20180811(土)
                         ひさみなと食堂外観 新湊高校のすぐ横  2018.8.11(土)
             隣り水がはってあり、田植え前の田んぼ? 今春かよーって思いました(笑)

以前から気になってた、本郷さん一押し!
山の歌さんもおすすめな、新湊(今は射水市)のひさみなと食堂に出かけました、
春から秋は殆ど車動かすことがないので愛車の散歩 and 私にとっては小さな旅です。

ラーメン、600円也
ひさみなと食堂のラーメン600円也 -20180811(土)
ごちゃごちゃ自己主張多い昨今のとやまラーメン事情にあって、
これと云った特徴ないのですが、どこにでもあるよで、
最近はめったにお目にかかれない昭和の美しさ、
海沿い漁師町という土地柄か塩気若干多かったですが、なかなか美味しかったです。

カツ丼、800円也
ひさみなと食堂のカツ丼800円也 -20180811(土)
ラーメンが美味い店との評判先行な店なので、期待してなかったのですが、
ややつゆだくでとてもやさしい味つけ。 カツも適度に柔らかく美味しかったです。
ただ、味がとてもやさしいので、同行の筏井さんも云ってましたが、カツの存在感あるから
バランスよく食せるのであって、これが玉子丼とかだったらふにゃふにゃでダメかなと思いました。
そして、欲を云えばコスパ的にカツもう二切れonしてほしい(#^^#)
カツ丼とラーメンのお得なセットがあればリピート必至デス!!

今日は、墓参りし、雑事片づけ出かけました。 友人とも久しぶりに近況交換。
しばらくでしたが非日常に身をおき、少しリフレッシュ満たされた気持ち(^^♪
今宵もパンパシ水泳、池江が得意なバタフライで登場、楽しみです!
で、明日からまた気持ち新たに山宿仕事に入ります。 でわ。

家族五人そろう -20180810(金)

家族五人そろう -20180810(金)
                   一番しょぼいのがわたくし父ーちゃんの愛車  2018.8.10 (金) 夕方
                          メーカーばっらばら~というのが個人的に興味深い。


次男坊が盆休みで帰省し、久しぶりに家族五人がそろいました、
子供が親の掌にある頃は、どこも同じ、いつも五人一緒でしたが、
成長し社会人となった現在、わがやは住まいも仕事も違う、すれ違い家族。 
全員そろうことはとても珍しい事です。 世の中盆休みに入りますが、
うちは通常、365日、一夜明ければまたそれぞれの暮らしがやってきます。

子どもらは母親とはよく話しますが、
わたくし父親はほぼ横で見てるだけ。 ですが、安らぎ幸せを感じます。

そして今、久しぶりに静かに恵みの雨が降り、過ごしやすい黒部です。

しっかり一雨ほしい -20180807(火)

暑さ持久戦な今年の夏。 正直堪えてきました。 食欲、読欲、まったくげんなり、頭ボーッとしがちなわたくしなのですが、みなさまは如何お過ごしでしょうか。 富山では7/9の梅雨明け以来、予報が雨と云っても、ほんのおしめり程度で、しっかり降ったことがありません。 僅かなおしめりは地表付近をスチームサウナ状態にし、かえって蒸し、不快指数増します。 今台風13号が強い勢力を保ちながら日本(関東地方)に接近中、大雨豪雨は困りますが、ここら辺でほどほどしっかり一雨ほしい黒部です。

湯霧の滝の水も細くなってきました
黒薙温泉旅館 -20180806(月)

十日ほど前の朝メシ
今日の朝メシ -20180726(木)
この頃は食欲ありましたが、今は米粒が喉を通りません、
この様な状況は生まれて初めてのことです。 毎日ところてん生活です。 
今日は暦の上では立秋、夜間の暑さはこのところ幾分和らいできましたし、今日の富山は、
7/12以来初めて久しぶりに最高気温が30℃を下回り比較的過ごし易かったですが、
このまま日日、安定して涼しくなっていってほしい。

で、何もする気おきないのでにゃんことあそぶ
にゃんことあそぶ -20180807(火)



以下二枚、友人方が撮られた写真に、涼と癒しを感じました。

まきchinの母上が作られた夏野菜、この彩り感、ステキです。
まきchin母上作のもの -2018夏

山本くんが、黒部奥山沿線で見たという、木陰のひんやり配管で昼寝してる猿、
作業しながら暑い中で撮った一枚だったでしょうが、なにかとても安らぎを感じました。
デカい声で云ってやりたいです 「いい夢見ろよ!!!!!」 って(笑)
サル昼ね黒部奥山by一彦ヤマモト2018夏

読了 「ならぬ堪忍」 -20180730月)

ならぬ堪忍 -20180730(月)

山本周五郎 「ならぬ堪忍」 読了。 戦前に描かれた十三の話しからなる。
一つを除き時代もの。 総じて人物の生き方潔く、時にユーモラスでもあるが、
太平洋戦争終盤に発表されたものが多く、当時の世相が反映されている、
そのことは私の好む山本周五郎の文学の世界神髄とは異なるところ。
曲軒周五郎にあっても自分の描きたいものが国策に翻弄された一冊かな、と思いましたものの、
この頃あの名著 「日本婦道記」 も描き上げている事から、これらの作品群、大いなる周五郎の、
確信的なるカモフラージュだったんじゃ?、、、いやいやそうに違いな~い! そう思いました。


以下自分メモ
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◇白魚橋の仇討 …「日本魂」昭和三年四月号。俵屋宗八の筆名で発表。
太田与兵衛、息子三郎 ⇔ 高木宗兵衛、妻女お俊、息子宗太郎、娘美代
「おれの留守中お俊となにを」と高木。いわれなき理非。仇討ち
高木俊四十四歳、同宗太郎二十歳、同美代二十三歳 → 三郎改め与兵衛興利二十二歳

◇新三郎母子 …「キング」昭和八年八月号
平井新三郎 → お鳥見の男
お止場と知らず狩りをしてお鳥見に咎められ、素直に禁制を犯した罪に伏そうとするも、傍若無人な態度をとられる。全ては母の養生、精をつけるがため。新三郎の出生の秘密、父は。お裁きは如何に。永松勘兵衛、娘貞江。

◇悪伝七 …「講談倶楽部」昭和十一年九月号
谷屋伝七 → 市島三千馬
道場の主大貫太兵衛の一人娘、藤緒。お大工町に住む忠公(忠太郎)。嗤う。伝七の父伝左衛門、兄伝市郎。撃剣の仕合、勝ちたる方へ藤緒をと。攫う。榊原藩に長く残った「朋友を斬ってその恋人を盗んだ、悪人伝七」という噂。ハッピーエンド。どこかユーモラスで、落語のネタにもなる話し。

◇津山の鬼吹雪 …「キング」昭和十三年十二月号
秋津男之助 → 天下の狂犬、大横田左馬介ら十四五人
陣馬大輔と大河治部。飢渇に耐えられず、貧ゆえの山賊。老僕を共とする娘を襲うが、歌舞伎役者のような若きイケメン浪人秋津男之助に邪魔建てされ失敗。が、それが縁で男之助にめしを食わせてもらい親しくなる。新手の道場破り。食いはぐれのない戦術。福山西下屋敷町道場、梶原庄右衛門。刃交わさず参った!と。まんまと小判で十両ゲット。男之助と別れる陣馬大河。松平十万石の城下津山の街に草鞋を脱いだ秋津男之助。陣馬大河と再会。村瀬騎兵衛道場。津山の赫夜姫、、、杖折峠で助けた娘(百代)と再会。中国筋で有名な荒くれ道場破り大横田左馬介ら十四五人とやりあうことになった男之助。鬼神の技で次から次へ打ち倒す男之助。新手の道場破り、口伝のこつ、とは。秋津男之助本名吹雪代三郎、のちに算得。剣豪。津山の赫夜姫を妻にし「鬼の吹雪算得」の名を残した。陣馬、大河が登場する場面は滑稽さがあり、これまた落語、講談のモチーフ的。

◇浪人走馬灯 …「冨士」昭和十五年一月号
来馬辰之介 → 大河原蔀
奥羽浪人で母子二人以外何も己のこと語らず、仕官することを頑なに拒む来馬辰之介。父の左遷、そして青嵐の茶碗持ち出し大河原蔀(しとみ)の無作為による切腹。泰平の武士は大名の飾物で誠の武道は武家の外にあると考える辰之介。本庄での旧友富田慶一郎。十五夜の五つに浅草寺の五重塔の下で、と知らない娘から物を預かり、当日会うと女が逃げる。あとをつける。自身番の小屋の小窓の外で走馬灯がくるくる廻っていた。廻る影絵と人生と。真能院の手前の路地に入ってゆく娘。娘から預かった箱の中に、太閤秀吉から拝領した六郷家重代の宝、父勘十郎を切腹させたあの青嵐(せいらん)が入っていた。その娘の名はおきぬ、父は根本嘉兵衛。仙台家からの仕官を受ける。さて大河原蔀の行く末そして話しの結末は。

◇五十三右衛門 …「雄弁」昭和十五年四月号
五十三右衛門 → 新山新十郎(三十八歳) 
老職曾我忠左衛門。恩義忠義。正直者。世継ぎをめぐる権力争い。己、他力。スカッとして分かり易い話し。テレビドラマとしても何度か観たことある話しだった。

◇千本仕合 …「譚海」昭和十六年三月号
草刈馬之助(成瀬格之進)
幕府の命で安房守(あわのかみ)正房が全国の地図を作っている。御三家紀州は格別として除外されたがそれでは正確な地図ができなーい。で、送り込まれたのが千番勝負をすると偽って入り込んだ馬之助。和泉三郎兵衛、妹お志保。ハッピーエンドで話しは終わる。

◇宗近新八郎 …「講談雑誌」昭和十六年七月号
春先に縁談かできて秋には妻(おぬい)を迎えることになっている二百石の書院番宗近新八郎が、老職の身である平林六郎右衛門から御意討ちを申し付けられる。相手は、常陸ノ国手綱藩、中村信濃守城代家老、戸沢監物(六十三歳)。尺八持参し外村家を訪ねおぬいの琴と一曲合わせる新八郎。十三絃に響いてくる竹の音に必死のこころを見抜かれる。討ちに戸沢監物邸に。「その命、監物に呉れぬか」と意外な展開に。牧谿画「山水」。因循姑息な老職ども。江戸へゆく新八郎。兄銀之助、老職平林の息子啓次郎。討手啓次郎。幕府の老中、水野出羽守。この牧谿が偽作だと申したらそのほうなんとするつもりだ、と出羽守が新八郎に。琴と尺八の、中途になってた想夫恋の続きあわせをする新八郎とおぬい。その蕭条と幽玄なひびきは、心と心がじかに触れあって発する情熱の歌であった。

山本周五郎の特徴的な持ち味、内面どっぷり表現と云うより、楽器を登場させることに加え、美しい情景描写も所所みられ、藤沢周平を思わせる&格調の高さ感ずる作品だった(最もこの作品の方が当然藤沢作品のどれよりも早いのだが)。

◇米の武士道 …「講談雑誌」昭和十七年二月号
郡代料治新兵衛 → 城からの者たち
城から米を借上げに廻って来る前に、五ケ村の米を取り上げ社倉に仕舞ってしまった石和郡代料治新兵衛。米は国の稔り。その真意は。時は幕末。周五郎が嫌ったふるさと甲州が舞台な珍しい作品でもある。

◇湖畔の人々 …「現代作家傑作文庫②」昭和十七年六月
諏訪伊勢守家勘定奉行萩原作之進 → 江戸屋敷年寄役斉木兵庫
江戸屋敷のもの入りを、国許の年貢割り増しでなんとかしようという兵庫に対し毅然と正す作之進。寒天製造も発展し、大坂への積み出しも莫大にのぼっているのに、僅かばかりの割り増し何故できぬのだと、イライラ募らせる兵庫。良い寒天作りに精出す作之進。人生最後の潔い身の処し方と、タイトルの、旅情感楽になる感が妙にマッチしてた。

◇鏡 …「放送」昭和十七年九月号
老中の責任者阿部豊後守忠秋 → 水戸頼房
幕府と水戸藩のいざこざ。夫人朝子。伊曾保物語。台徳院様(二代秀忠)の遺言状。

◇ならぬ堪忍 …「海軍」昭和二十年四月号
上森又十郎。甥、池野大六と石川重助の喧嘩。果合い思い止まらせる。太平洋戦争最末期、講談社発行の小国民向け戦意高揚雑誌「海軍」に執筆されたもの。最後の一文「武士には御奉公のほかに捨てるべき命はないものだぞ」など戦時色ぷんぷん「浪人走馬灯」ほかも見え隠れするが。文字数も400字詰め原稿用紙7枚程度ととても短い。文学作品の体を成してないように思う。曲軒周五郎、らしからぬ一作ではあるが、命を賭けてまで忍ばねばならない真の堪忍とは。死と隣り合わせだった当時は比較的分かり易いが、それはもしかしたら平和な現代に生かされてるからこそ、真摯に受け止め考えなければならない事なのかもしれない。

◇鴉片のパイプ …昭和八年頃清水鮎二郎の筆名で執筆された推理小説
世に出たのは「小説新潮」平成八年。
鴉片を吸って妻を殺害に至る。その猟奇性、そしてその実態真実や如何に。

今日の昼メシ -20180723(月)

うな重 -20180723(月)


暑中お見舞い申し上げます

今日の昼メシ(家メシ) うな重。 それも国産愛知三河産。 
家内が時々介護に行ってる義母が、いつも世話かけ申し訳ない、
うなぎでも食べさせてあげて、との心遣いからの実現でした、
母上様ありがとうございます。 国産うなぎ丸丸一匹、こんな贅沢は久しぶりです。 

それにしても北陸地方7/9の梅雨明けから半月ずっと猛暑がつづきます、
日本列島、命にかかわる危険な高温がつづきます、
今日熊谷では国内最高 41.1℃を記録したという。
四十代までは暑さを楽しむ、夏を楽しむ、ということが当たり前だった様に思いますが、
今は体は言わずもがな、頭ん中も、ボーッとしてきます。 夜行性なものに私はなりたい。 
が、そうもいかない。 ここまできたら持久戦 どちらさまもご自愛ください。 でわ。

読了 「竹光始末」 -20180718(水)

竹光始末 -20180718(水)

藤沢周平 「竹光始末」 読了。 74(S49)年から76年初出の六つの短篇からなる。
最も初期の暗い鬱屈した作風から、氏が脱皮し始めたと云える作品群、 
どれも話しの筋、骨格がしっかりしており物語に安定感がありました。 
そしてこの世生きてゆくには、つらさ はかなさ 必ずついてまわるが、
どのような境遇にあっても人は生きる術を見つけ生きてゆくものだ、
そういった、凛と前を向き生きる姿、希望明るさと云ったものが時折見られました。 
ユーモラスな部分もこの頃から現れ始めていますし、
氏の得意な情景描写の美しさもちらほら。 この辺りから大きく開花していったようです。 
藤沢ファン必読の一冊です。


竹光始末2 -20180718(水)  藤沢周平 -20180718



以下自分メモ
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◇竹光始末
小黒丹十郎と、その妻多美、子二人。二度の浪人。周旋人、片柳図書。物頭,柘植八郎左衛門へ周旋状。家康の孫、松平忠直。愛妾、一国=人を殺すのを喜ぶ。上意討の沙汰。余吾善右衛門。竹光の丹十郎。逃げると一旦云ったものの竹光だと云う丹十郎にならばと切りつける善右衛門。七十石のために戦う気になって死んだ余吾善右衛門。

◇恐妻の剣
御旗奉行を勤めた二百石取り楢井伝兵衛の三男、馬場作十郎四十と妻初江三十六。妻のキツいことばの数々。子、雄之進十五、年乃十二。家老志田佐治兵衛からの命。菅野甚七と平賀と云う二人の江戸行きを阻止せよ。残った森本麓蔵。押し借り。「百姓を殺したのはいかん」と云う一文が農民賛美な藤沢周平らしい。田代邸、加矢。言い訳。寝そべってはいられぬ家の中の雲行き。

◇石を抱く
昔半やくざもんだった直太。当時の知り合い権三。蔵前森田町の太物屋石見屋の主人新兵衛、その妾おえん。直太の三つ下、直太が店に来た時から好きだった、というお内儀お仲。岡っ引の参蔵。おつぎ…直太の昔の女?。奉公先の倅福蔵の子を身籠り、首を吊って死んだおつぎ。痛む腹をさすってやってる内にお内儀お仲とできちまった直太。お仲に一種の崇拝がある直太。「お前の心はまるで石じゃないか。」と直太はお仲に云った、のがよく呑み込めない??。内儀の弟菊次郎。菊次郎の女、深川元加賀町に住むお今。菊次郎と話しをつけに行って、加勢した権三が菊次郎に刺し殺され死んだ。その科でつかまり牢問で鞭打ち石抱きにかけられる直太。「裏店の路地の上に、微かに赤味を残した空が広がっている。とっぷり暮れるには少し間があり、、、」藤沢周平らしい情景描写だなー、と思った。

◇冬の終りに
彫安で版木を掘る職人磯吉、その同僚富蔵、その母お徳。嫁姑仲悪く離縁した元妻おせん。なぐさみで五十両手にし追われる者の気持ちになって恐怖で足もつれさせながらその場離れた磯吉。案の定磯吉を追うやつら。逃げる途中匿ってくれた女お静とその娘みさ。みさは熱があり十両はたいて医者に連れてってやった。三月以上経った日張っていた追っ手に捕まる磯吉。そこに「そのへんで、よしな」と現れた長身の男袈裟次。袈裟次とお静の関係。袈裟次は、そしてお静とみさは。季節の移り変わりに人の温もり生きる力を感じた。

◇乱心
粟野藩近習組新谷弥四郎と馬廻組清野民蔵、道場仲間。川での猫殺し。弥四郎の妻文江、清野の妻茅乃。清野の上司三戸部彦之丞と茅乃不義の噂。両名と三戸部に時を同じくして出府の命。あの人は病気なのだと茅乃。在府中清野らと築地の岡場所曖昧宿へ。弥四郎いいところで待ったが!。「女は獣くさい。吐き気がする」と本所三ツ目の屋敷に戻る途中清野が云った。江戸をたち国元への帰国の途中、二本松で事件は起こった。天台宗の寺に立て籠り頭に古びて赤く錆が浮いた鉄の鍋をかぶった清野。討ちにゆく弥四郎。そして清野は果てた。茅乃との噂に対しわしは女遊びが好きなのは隠したりせん。ただ人の妻女を盗むほど陋劣な人間ではない、と三戸部。清野の妄想だと茅乃。茅乃の美しさの中に清野の不幸の原因を見た気がした。

◇遠方より来る
足軽三崎甚平、妻好江娘花江。職を求めころがりこんできた、曾我平九郎。平九郎のあつかましさ、あわれさ。人は見かけとは異なる。藤沢周平宅で自身がのちに出会う身障者(を装った)押し売り青年の一件が、三崎家とダブる。

ご近所さん来たる -20180717(火)

中山さん一家1 -20180715(日)朝
                                   宿をあとにされる頃に  2018.7.15 (日)

私が番人…管理人…してる、黒部奥山黒薙温泉旅館と云うのは、東京大坂始め関東関西からのお客様が圧倒的に多く、近年県内の方が少ない、と云うのが実情です。 そんな中、若いご家族が宿泊されたのですが、あらら拙宅の超ご近所さんでびっくり! と云っても、ぢつは!(笑) 先だってママ友で日帰り入浴に来られた方のおひとりでした。 

中山さん一家2 -20180715(日)朝
山の温泉に山の名水、古民家的山宿に体にやさしい食事、
タイムマシンで時代をさかのぼったような黒薙ワールドは如何でしたか、
ゆっくりできましたでしょうか。 
美男美女夫婦、奥様はわたしの高校の後輩でもあり、より親しみがわく、というものでした。 またお子さんたち、ともするとどーしよーもないのもいるわけで、うるさい時私は親御さんを「こども静かにさせなさい」と、、、あくまでも淡淡粛粛と、、、云い、逆に親からにらまれたりするのですが、小4と小2とおっしゃったか? 中山ジュニア、実に良い子でした。 ほかのお客さんも好感持っておられました。 これはつまり親のしつけ、親に品格がある、ということです。 息子さんと二年後立山登山ご一緒できるかもしれない。 それも楽しみです。


例年より早く梅雨が明け、好天続きなものの、このところ日中酷暑が続きます、
昼休み長めに取るものの、一日16時間、命の灯燃やしながら、私の山宿番人稼業も続きます。
また山宿に朝がやってきた。 今日はどんなお客さんに会えるだろう。
今日も山宿に朝がやってきた -20180717(火)


草刈り、梅雨明け、再会 -20180709(月)

草刈り梅雨明け -20180709(月)

草刈り、梅雨明け、再会

草刈りは暑かったものの比較的風があり作業し易かったです、
明日ヘリで入り小屋開けな池の平小屋のみなさんに久しぶりに会った、
小屋が無事であり、作業捗いくこと祈ります。


再会1 -20180709(月)
再会2 -20180709(月)


読了 「続岳物語」 -20180706(金)

続 岳物語 -20180706(金)

椎名誠 「続岳物語」 読了。
椎名誠は、「岳物語」 「続岳物語」で、息子岳(がく)が保育園から中学に入る(入学式)まで、、、岳が大人でも子供でもない、自分と同じ年齢の者しか理解せず、受け入れない「思春期」と云う世界に入ってくまで、、、の、ある意味濃厚な関係を記憶記録に留めている。 釣りとカヌーでの川下りという野外活動に、家では遊びを通り越したマジな戦いプロレス。 食事も簡単なものだが自分で作って食うという、岳はそんな骨太な少年に成長していった。 梅雨時期にサラリと読むのに良い一冊でした。

 チャンピオン・ベルト -20180706(金) 出発 -20180706(金)

わたくしごと。 息子が二人いる私は、さーいくぞー!とばかりに保育所の頃から二人ほぼセットで野外に連れ出してました。 しかし、私の野山の記憶の中に彼らは登場するのものの、成長してゆく中での日常生活始めほかのことはあまり今記憶にない、なさけない父親だったナーと思う。 と同時に、息子らは殆ど憶えていないのかもしれませんが、私には山という彼らとの共通の思い出があって良かった、そうも思います。 本書と同じなのは、やはり彼ら二人は中学生になり、つまり世界が新しく広くなり、部活に明け暮れるようになり、、、という表向きな事情に加え成長期の心模様でしょう、今振り返ると、少しずつだが一日一日間違いなく確実に、父親離れしていっていた、ということです。
 黒部川、小1と年中 -1999 成谷山、小3小1 -2001.11
 立山、小4小2 -2002.8 立山縦走、小4小2 -2002.8



以下本書自分メモ
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■あかるい春です
  二ヶ月間の極寒の地シベリアの旅から帰り、岳、小5の終わりの春休み、千葉の野田知佑さん宅にお邪魔し、国鉄に勤めている釣りの名人加藤青年含め四人で亀山湖で釣りをした話し。座敷でテント泊。友人木村晋介が出した本の出版記念パーティーに出た時のことにも触れている。そして腐れ縁なる沢野ひろしとのやりとり。

■少年の五月
  岳小6のGW。野田さんの郷里熊本へ一緒に出かけた。川辺川下り。翌日激流で有名な球磨川を下る岳たちを残し仕事で佐世保に向かう。その日に辿りつけず途中鳥栖で一泊。岳の運動会。活躍するも、来なくていいって云ったのにと岳。

■盗聴作戦
  ハバロフスクから新潟に帰り帰国第一戦、岳に初めて全身を持ち上げられてしまう。岳小6。東シベリア横断の際イルクーツクでもらった家内いちえからの手紙。岳の担任金山先生からの呼び出し。テープレコーダ。いちえは木村晋介の高校の同級生で級長をやっていた。番長と級長。ふきん読売広告社に勤める同じく木村の同級生で空手使いの岩切靖治。スイッチョンアブラゲ事件。ふきん十回。

■ガク物語
  岳小6、夏休みに大人二人子供三人犬一匹で北海道の十勝川をカヌーで下った話が中心。野田知佑の生き方、人生観。のちに日本初のカヌー犬となるガク。徐々に親離れしてゆく岳。  

■ヨコチンの謎
  一年前岳が小5の時三宅島で釣りをした時から一年、小6になると、筆者が思うときにやっていた風呂場での丸刈り拒むようになった。「おとうにこうしてやられるのがヤなわけじゃなく、こうやって突然おとうの気まぐれで勝手に風呂場に連れてこられて、おとうの好きなようにどんどん刈られてく、というのが嫌なのだ」と。妻はそれは反抗ではなく自立なのだと云った。東小金井サッカークラブ。ここは「害虫」のような大人がほとんどいなくてとても好ましいと椎名は思った。岳が四年生の頃のチームのキャプテン「ヨコチン」。小6になった今キャプテンは岳。シンナー事件。そしてヨコチンの謎は明かされる。 

■チャンピオン・ベルト
よく眠り朝三度クソをする岳小6。唐突型徹底掃除は子供の脱皮のようなもの。二年前の十一月チリ・パタゴニアのプンタアレナスという小さな港町にいたが、次のパイネに向かうため天候待ちの日々が続いた。その時通いつめた金物屋アギラでようやく見つけた格好の暇つぶし。どことなくカマキリに似たアギラの親父。町中をあっちこっち走り回り岳への土産にと三日かけて作ったなかなか立派な出来栄えのなつかしのパタゴニアベルト。日本に帰り三十分ぐらいの長い試合をやり父ギブアップ負け。チャンピオン・ベルトを腰に巻き意気揚々と部屋に帰る岳。その日からそのベルトをめぐり熾烈な争奪戦が始まった。脱皮してゆく少年のヌケガラの山。自慢のプレゼントを岳はいつまで持っていてくれるのだろう。  

■冬の椿
  千葉市内で行われた講演会の講師に呼ばれて出かけたときの話し。千葉は椎名さんが六歳から十九歳まで住んでいた所。長兄の家に泊まる。呼んだのは小学校の同級生小川君。二十九年ぶりに会う小川君は、知らない人のような知っている人のような、なんだかとっても奇妙な感じだった。ドラノ山。裏にある神社。猿田君と東京のマツザカヤに勤めるお母さんと気さくだがいつも家にごろごろいたお父さん。自分の家と重なる。  

■オバケ波
  岳小6の冬休み。ふたりで八丈島へ釣りに出かけた。不安的中オバケ波にさらわれそうになった。岳はタックルボックスもってかれた。椎名さんは望遠レンズのついた一眼レフが塩水でずぶぬれ。キヨブミさん、ヤスヒコさん。髭まで入れると七十センチほどある伊勢海老二匹。黒潮。焚火で怠惰な酒もり。シマ酒。  

■骨と節分
  なんだかいやな冬だった。シベリアの旅のリーダーだった星見利夫さんの急逝。岳台所へ行って塩持ってこい。そして岳中学生目の前の小6。中学の制服の準備。高校の同級生石井珠枝と小中の同級生吉野昭。ギッチョのショウ吉野の死亡説。義母脳血栓で倒れる。オノハソト。慣れない詰襟のフックをはめる岳。自分の父は自分が詰襟の制服を着る三か月前に死んでしまったこと。

■闇の匂い
  身に覚えなき云われなき愛人問題記事と納得できないお詫び文。自分の身は伏せて暗闇から毒矢を吹き出しているような覆面ライター。沈丁花の匂い。岳の小学校最後となる春の黄金計画。おとうなんか来たら最悪だよ。まったく。先の12月、伊豆に二人で行ったが私と岳の濃密な時期の最後だったのだ。ガクの散歩。公園を抜けた闇に沈丁花の匂い。小学校の卒業式の日岳は母いちえとおばあちゃんを見舞いに行った。妻いちえの書いた本。妙な留守電。玄関あたりにまた沈丁花の匂い。

■出発
  小学校を卒業し今度中学生になる岳を祝う餃子パーティー。両親、野田知佑、元木さん、ガク。部活の話し。英語の勉強。野田さんのギター。陽水♪夏祭り。中学の入学式。それは新しい出発の場に向かおうとしてる姿だった。少年岳とわたしのひとつのやさしい時代は終わった。